異世界と魔法と魔法使い☆
そんなこんなで色々話し込んでいると、


「シャルー今日は何処に行くー?」


「ちょっと!!シャルは今日私と一緒に空中庭園へ行くんだから!!あんたは引っ込んでなさいよ!!!」


「あなたこそ!!何さり気なく抜け駆けしようとしてるのよ!!」


うわー女って怖いなぁと思っていると、


「リカ、ルー俺の前でそんなに争わないで。君達には華のような笑顔がお似合いだよ。」


というリヒトそっくりな声で寒い事を言ってる声が聞こえてきた。


「「ごめんね!!シャルー」」


(うわー女の人語尾についてるよー。てかさむ!!)


そう思ってフェンリルの方を見ると、顔面蒼白で「さむっっ」と言っていた。


「ねぇ、大じょ「君は誰だ?」


流石に可哀想になって訊こうとしたら、その言葉は遮られ突然話しかけられた。


「…………あんたこそ誰よ。人に尋ねるならまず自分から名乗りなさいよ。」


私がそう言うと、周りの取り巻きが、


「あなた知らないの!!」


とか言ってきたので、


「知らないから訊いてるんじゃない。何?あんたらそんな事もわからないの?」


といってしまった。
そうすると彼女達は急にキレ始めて、


「あなた!年上に向かって何よ!!私あなたを今日のトーナメントで指名してやるわ!!」


「私もよ!!」


とか何となく波乱の予感がしてきた。


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