失恋

｢私はあなたのことが好きだった。だから、知ろうと努力した。だけどあなたは私のことちっとも知ろうとしなかった｣


｢それはこれから知っていけばいいだろ!!｣


｢これからねぇ…。私達にこれからなんてもう無いのよ｣


｢何でなんだよ…。俺はどうすればいいんだよ…｣


｢今までのことしっかり反省するのね。それから私にはもう構わないで。
あ、あとプライドの高いあなたには屈辱かもしれないけど、『私が』『あなたを』捨てたのよ？そこだけは勘違いしないで｣


ﾌﾟﾂｯ ﾂｰﾂｰﾂｰﾂｰﾂｰ


今まであいつの声が聞こえていたところから、無機質な音が流れる



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