**虹の花束** 〜君への言葉〜
店に着くと注文を済ませて席を探し座る
「な〜ユウスケ」
「ん?なんだ?」
「お前モテるのに、なんで彼女いないんだ?」
僕は冗談ぽく前から
ずっと思ってたことを
聞いてみた。
「は?なんだよ、いきなり」
「いや〜気になったんだよ」
「だってお前モテるだろ?いてもおかしくないじゃん」
するとユウスケが笑いながら
答えてくる
「あ〜実はな…」
「なんだよ?」
「俺、男好きなんだよ(笑)」
げ…こいつ、やばいな…
僕がかなり引いた顔を
していたらしく
慌てて言い直してくる
「嘘だって!お前が真面目に聞いてくっからさ」
「なんだよ!一瞬逃げようと思ったぜ」
「ひで〜!親友を見捨てて逃げるなんて(笑)」
「実は俺ずっと好きな奴がいてな〜」
「マジか?同じ学校?」
僕は興味津々に聞く。
なぜか恋愛話しは
盛り上がるものだ。