GEMINI
さや「ちょ、将ってば!!!!!おい!!!」
将は帽子を脱ぎながらさやを強く引っ張っている。
ヒロト「……?どうしたんだろ」
沙我「さぁ?あの二人、元サヤに戻るんじゃない?……えっとぉ……何階だ……?」
ヒロト「でも……なんかさや嫌そうだったけどな……」





















将の部屋につくとさやは押し込まれるように部屋に入った。
さや「いっ……たああ……」
将「……はぁ……疲れた」
さや「もしファンに見つかったらどうするつもりやったん!?」
将「見つかるわけないじゃん!変装完璧なんだし」
将は変装グッズを机の上に置く。
さや「それで変装のつもりなんや……。てかなんか用なわけ?」
将「なんか飲む?ルームサービス頼むけど」
さや「話聞こうよ!!!!……いらない。用がないなら帰るわ」
将は帰ろうとするさやの手を握る。
将「傍にいてよ」
さや「はぁ?もうそういう」
将はさやグッと抱きしめた。
将「お願い」
さや「……将……。…………」
将「……」
さや「……なーんて言うとでも思ってんの?」





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