GEMINI
将「相変わらずムードってもんないよね」
さやはムッとしてそのまま部屋のドアに手をかけた。
さや「よりなんか戻すわけないやろ。この浮気男」
さやはそのまま部屋を出ようとドアをあけるとすぐにヒロトがいた。
さや「!?」
ヒロト「びっくりしたああ……(笑)」
将「ヒロ……ト?なにしてんの?」
さや「(な、なんで……)」
さやは目を丸くしてヒロトを見つめた。
ヒロト「いや……えっと……さやが」
さや「?」
ヒロトがさやの名前を言うと同時に将は口を開いた。
将「ごめん今、取り込み中だから」
将はさやの肩を抱き寄せようとした時ヒロトがさやの手を握る。
さや「!」
将「……なにしてるのヒロト?」
ヒロト「あ……えっとぉ……なんかよくわかんないけどさ、さや嫌がってるみたいだし」


ヒロトは将とさやと目を合わせなかった。
さや「……!」
さやはどっちの手も振り払った。



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