ＧＥＭＩＮＩ

さやは将を睨んで部屋を出て行った。
将「ちょ……」
ヒロト「さや！？」
将「え、ヒロト？！」
ヒロトも将の部屋を後にした。























さや「（意味わからんのんじゃけど……何でヒロポンが……くるわけ？なんで……）」
さやの頭は急にヒロトが出てきたことで混乱していた。
エレベーターの前の椅子に力なく座った。
ヒロト「さや？！」
さや「！？」
振り向くと息を上げたヒロトが立っていた。
さや「（追いかけて……きてくれた……？）」
ヒロト「ごめん！俺、急に手とか掴んだりしちゃってさ！！！」
さや「……（いやそれは別に）」