GEMINI
なゆ「なに、さっきから気持ち悪い……はい、火ついたよ?」
なゆは花火に火がついたものをさやへ渡した。
さや「別に……」
なゆ「別にって絶対なんかあったでしょ?腕、赤くなってるし」
さや「!?」
さやはすぐに腕を片方の手で覆った。
なゆ「将くんになにかされた?」
さや「……」
なゆ「戻ろうとか言われたの?」
さや「それはない」

なゆ「じゃあどうしたの?」
さや「……」
さやはため息をついてなゆに夕方起きた言を話した。

























なゆ「ヒロポン……でもヒロポンはさやの気持ちわかんないわけだかんね」
さや「そうなんだけどさーなんか…………」
さやは力なく花火を握る。






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