GEMINI
さやはヒロトを見ると将が握っていた手をすぐに離す。
ヒロト「なにしてるの?」
さや「あ……」
将「なにしてるように見える?」
さや「!なに言っとるん?!いえ、なんでもないんで大丈夫です!」
ヒロト「……」
さや「!!?」
ヒロトはさやの手を取って早足で将の前を後にする。
将「…………はぁ……そういうこと……?」




さや「ちょ……ヒロトさ……わっ!!?」
急に止まったヒロトにぶつかった。
ヒロト「……ごめん……」
さや「……?こちらこそ……すみません(て、なに謝りあっとんじゃろ)」
ヒロトはさやの手をそっと離そうとするがさやはヒロトの手を自分から握った。
ヒロト「!」
さや「ヒロトさんに好きな人いても付き合ってる人がいても、構わないんです……その」






ヒロト「え?」
ヒロトはさやの言うことにポカンとなる。
さや「あたしヒロトさんのことs」
と、言おうとした時あたしの反対側の手を握る誰か。



将「はいはいそこまで」
さや「!」






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