GEMINI
さや「いや」


なゆ「ふーん……」


さや「……」




















会場につくと皆、騒がしくしていたがさやはどうもそういう気分にはなれなかった。






さや「(やっぱりヒロポンには迷惑かけられない……けど……あーどうしたら……)」
さやはうなだれた。
















ヒロト「あれ?……モグのスカーフ知らないー?」
Nao「さぁそこら辺落ちてる~?あ、電話かかってきてる~、少し出てくるね~」
Naoは出て行ってしまう。
沙我「いや?鞄の中は?」
ヒロト「ない……どこ行ったんだろ~」
沙我「……」
沙我は雑誌を読んでいる将を見た。少し笑っているようにも見えた。


将は今だに電話をかけていた。相変わらず相手は出ない。
将「(何でないんだよ……)」
ヒロト「将くん」
将「?……どしたの?ヒロト?」
ヒロト「電話?さや?」
将「?!…………そうだけど?」






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