Love Voice
「言わないよ、おもしろそうだから」
ニヤッと笑った楠木拓也。
この野郎・・・!
絶対弱みにつけこんでなんかしてくるって。
はぁ・・・。
何でよりによってコイツにバレたんだろう・・・。
最悪だぁー!
というか私まだ楠木拓也に支えられたままだった!
力も戻ってきたし、よし一発殴ろう。
「楠木そろそろ離してくれないかな」
「嫌だって言ったら?」
ん?
「ぶっ飛ばす」
「おぉー怖い怖い」
そういって離してくれた。