Love Voice
放課後になるまでバレないかと内心ドキドキだった。
書類の整理しなきゃ。
あぁー頭痛い・・・。
なんかめまいもする。
でも、休んでもいられないしな。
頑張らなくちゃ・・・!
コンコン―――――
「・・・はい?」
パソコンから顔をあげてドアのほうを見ると、そこには楠木拓也が!
「・・・なんだ・・・お前か、生徒会室は・・・関係者以外立ち入り禁止だ」
「えーそーなのー知らなかったー」
全然気にしてないなコイツ。
「とにかく用がないなら帰れ・・・」
「会長なんか顔赤いけど、そんなに俺に会えて嬉しいの?」
は?! 馬鹿じゃないのか!?