Love Voice

うっ・・・。




「そう・・・だけど」




すみませんって!




そんなにジーって見るなよ!




私は視線に耐えられなくなって目を逸らした。




「何で目そらすの?」




「べっ別にそらしてなんかない」




「じゃあこっち向いてよ」




なんでそうなる?!




ぶんぶん首を横に振って拒否する。




「会長」




グイッ―――――




えっ・・・ちょっ。




楠木の手が額にっ。




「やっぱ熱・・・きつい?」






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