Love Voice
「アンタはいっつも、いっつもそんな感じで・・・」
「あーハイハイ、てか会長には関係ない」
関係ないって・・・。
まぁ関係ないけど、でも会長として女の子を泣かせるのは許せない。
やっぱりここはバシッと言わなきゃ。
って・・・
「いないじゃん!」
逃げ足の速いやつめ。
女の子を見るとやっぱり泣いてる・・・。
「大丈夫?」
このリボンの色は一年生かな。
「あ・・・ありがとうございます」
ぺこっと礼をしてはしって行ってしまった。
何なんだ、あの男は!
優しさのカケラもない。