高校の夜
「おい...これ...」
稜真は何枚も連写していたみたい
そして最後の1枚は...真っ赤に染まっていた
何も写っておらず、ただ真っ赤
絵具でも塗られたように本物の真っ赤だった
稜真は本気で怯えている
「これ...消すよ、俺...」
「消すな」
「え?」
「...明日、母さんに頼んでお祓いしてもらいに行こうぜ」
「お祓い?」
「その方がいいじゃん!!!」
俺、怖いもん!!!
「本当は今すぐ消してえ...」
稜真はそう呟いた
俺らはそのまま寝ずに起きていた
そして学校のことについて調べまくった
友達には帰ったとメールと電話を入れておいた