夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
「いない…のよね…。」

私は、そう呟くと事務所を出て倉庫に向かった。


倉庫に入った私は、商品を台車に集め始めた。
高い棚の商品は、背伸びしても届かない…。

仕方ないなぁ…。

私は踏み台を取りに行き、そのついでに窓を開けた。
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