夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
そして、間もなく定時の18時になろうとしている事に気付いた。

「残業…か。久美にメール打つか…。ご飯先に行ってもらわないと…。」

私は、久美と晩御飯を食べる約束をしているのを思い出し、スカートのポケットから携帯を取り出した。
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