夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
「私に任せてもらっても…よかったんじゃないですか?矢口さんと春山さんの仕事…。」

「あの…さ、何言ってるか…わかる?」

自分は、大沢さんを見つめた。
大沢さんも、鋭い眼力でこちらを見てくる。
でも、今回はひく気は全くない。

「力仕事を他に振ったとしても、残り全部を大沢さんがするなんて…無理だよ。」
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