夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
「優花、謝りなさい!!」

「変態には、嫌!!」

う〜ん、すっかり変態扱いだ…。トホホ…。

「優花!!」

千尋さんがもう1回一喝すると、

「ごめん…。」

と、小さな声で謝り千尋さんの向こう側の草の上に座った。

………大沢さんらしいや……。

思わず笑みがこぼれてしまった。

それに気付き…。
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