夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
「何がおかしいぃ、変態!」

こちらを睨んできた。

でも、さっきまでの完全に毛嫌いしている様子とは違っていた。

「もう、この子は…。」

千尋さんも、それがわかって、叱るではなく、髪の毛をクシャクシャにしていた。

それを払いのけようとする大沢さん…。
手を緩めない千尋さん。
< 45 / 214 >

この作品をシェア

pagetop