夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
そんな時、千尋さんの攻撃から逃げる為に、自分を挟む形に移動した大沢さんが、

「ねえねえ、その時、お母さんと何かあったの?」

と、覗き込み攻撃をしてきた。

な、何もなかったはず…。

自分が記憶をたどっていると、

「なかったよ…。」

と、千尋さんが先に答えた。
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