夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
「ああ…、中林さんか…小3の時だっけ?同じクラスだったの。」

「そう。あの時は…、ごめんね。」

いきなり謝られて矢口は困惑した。

「なんの事!?」

矢口は、尋ねる時ある事に気付き、慌てて上半身を起こした。

その様子に、中林は疑問を感じた。
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