夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
沈黙がしばらく続いて…。

「あ〜シラケる…。」

その児童は、回れ右をして、矢口達から離れて行った。

「あ…、ありがとう…。」

と、中林が言っている時、矢口は、中林達を振り返る事なく、自分の席に戻った。
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