夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
「おお。生意気にって、殴りかかっても、さっきみたいに交わされ、揚句の果てにはヘナチョコパンチのうちの一発が顎に入って、俺のKO負け。」

加藤は両手を広げた。

「うっそ〜!?」

中林が驚嘆すると、

「こいつ、バドミントンやっているうちに、動態視力鍛えやがったんだよ…。スマッシュは何百キロも出るからってさ。」
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