夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
「隆哉君は、優花の事をそんな風に見ていたの?」

「そんな…訳…ない…だろ」

う〜ん、受け答えに動揺を隠せない。
動揺しているという事は、自分にその気があるって事なのか!?

「やってるよ、きちんと…。陰ではわからないけど、嫌な顔をせずにさ…。全く、感心させられるよ。」

チラッともたれている大沢さんを見た。
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