大切な人


「それじゃ、撮影はじめるよ」

「は~い」
『は~い』

俺達は、カメラの前にたつと
本物のカップルになりきる

俺は、この瞬間がものすごくうれしい


「はい、お疲れ様」


その言葉で、俺達はカップルじゃなくなる

帰る支度をしてると
直樹と美晴さんがきた

「私たち、今からやらないといけない用事があるから、2人で帰ってちょうだい。それと、遥のお母さんから、蓮を連れて帰ってきなさいだって。蓮!!遥のことよろしくね」

「うん」


またか


あのこと
いつ、ばれるかわからないよな

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