恋愛ものがたり♪
~ 短編集 ~
庶民が上で御曹司が下?
「ねぇ、まだ?早くしてよ!」
「ごめん、ごめん。もう少し待って!」
「メイドとか執事に頼めばいいじゃんかー」
「美鈴、そんなこと言うなよ。メイドも執事も忙しいんだからさ」
「なんでよ。京介が気を使う必要ないじゃんか!」
俺の彼女の美鈴はいわゆる庶民なんだけど、すごい怖くて、怒らせるとヤバいんだ!
「何してんの?」
「終わった!行こうか」
「うん!行こう♪」
「なぁ、今日の服露出しすぎじゃない?」
「そんなことないけど」
「いや!露出しすぎ!他の男がジロジロ美鈴のこと見てるし」
「そんなことない。やきもち妬きすぎだから」
「そうか?」
「そうだよ!気にしないで、デートしようよ♪」
まただ。いつも、俺は美鈴に口で勝てない。
俺のほうが男だし御曹司なのに、美鈴はそんなこと関係なしって感じでいつも接してくる。
でも、こびてくるような女のほうが嫌だけど。
「ねぇ、あのぬいぐるみ可愛いんだけど!京介取ってくれない?」
「いいよ。美鈴、どれがいいんだ?」
Chuu♪
「ないよ!だってとなりに京介いなかったから」
こんな、可愛い彼女が俺の大好きな女!
♪END♪