それぞれの場合



「本当か!?」


「はい!」


工藤先生は
手に持っていた茶色い封筒から
何かを出した



「これ、まさかと思って
さっき持ってきたんだよ
佐高が狙ってるN高のパンフだ。
それからこっちの紙が
先輩たちからの
受験をする上でのアドバイス……」



「……先生、」



「ん?どうした?」







「……ありがとうございます………!」



僕は工藤先生に知り合えて良かった、と


心からそう思えた。





< 19 / 31 >

この作品をシェア

pagetop