そばにいていいですか…?
はぁ〜…それにしても暑いなぁ〜…
なんて思いながら歩いていると、
「よっ!♪」
「げっ。」
同じクラスの、一番うるさくて3年生で一番背の高い、鷹匠 智。
「おいおい。「げっ。」ってなんだよ。ひっでーなー。」
「朝からうるさい…」
「あ、夏バテか?いやー。まだまだ夏は始まったばかりだぞー?」
「あんたのテンションにバテてんのよ。」
「ひっでー!(笑)」
もうこれ以上話したら、溶ける…
はやく、学校に着かないかな〜。
学校に行くまでには、学校のロープウェイに乗っていく
いつもは一人なんだけど、今日は智もいるのかー…
ロープウェイ乗り場に着いて来るまで待っていると、智がさっきのテンションのまま隣に座った。
「ねー。ロープウェイ、二人きりやねッ♪」
「…気持ち悪い。誰か、絶対に来るから。2人きりなんてあり得ないから。」
「えー、冷たーい(笑)」
やっと来たロープウェイに乗ると、急いで智も乗ってきた。
「なんで乗るのよ。」
「なぜかって?これに乗らないと学校に…」
「あー、はいはい。わかった。うん、黙ろうか。」
ドアを閉めて、登っていくロープウェからの景色を眺めた
「あっ…」
「…ん?なんか、みつけたん?」
「あれ…UFO…?」
「え?UFO?!正規の大発見や!はよ、写真とりーや!」
「ばーか。UFOなんて、あるわけ無いでしょ。」
「なっ…お前、俺様を馬鹿にしたら痛い目あうで〜?(笑)」
あ、グッドタイミングで着いた。
学校が、目の前に見えたときに智が私の前に立ちはだかった。