ばろっしゅ!!
ガラガラと教室の扉が
開かれる。


「日野ー、また遅刻か。」

「あー…霊に絡まれて」

と燐雄は遠慮がちに言うと



「あぁ?それでも皆
頑張って時間通りに
来てるんだぞ?お?」

「あぁ〜、そうっすねえ〜参ったなハハハ」

「もういい、さっさと座れ」


先生は呆れた顔をして
黒板に向き直る




「燐雄…また遅刻かよ。」


「仕方ねーだろー?」


「これだから問題児なんだ…」

前をチラと見ると
先生と視線が合う

「こらァそこ五月蝿いぞ。また日野か…」



「なんで俺が怒られるんだよオォオ!」





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