大学生、それぞれの恋愛

君のアドレスを消せないでいる。

だけど、メールを送ることも、君からのメールに返信を送ることも出来ないでいる。


朱音のことは普通に好き。

だけど、それ以上に君のことが好きだと確信してしまったから…。



ひどいことをしたと思ってる。

泣かせてしまったこと、申し訳なく思ってる。

だけど、好きなんだ。



嫌いになんかなれなかった。
別れても、忘れられない。

朱音が君に似ているから。
君のことを探してしまうんだ。
朱音に君を求めてしまうんだ。



ブーブー
と鳴る携帯をポケットから取り出す。

久々に見る名前。

三波かよ…。