幼なじみのヒミツ♪


「あたしたち……別れなくていいの?」


「あぁ」


「樹は、あたしのこと好き?」


「………」


こう聞かれると、恥ずかしくて俺は今まで答えていなかった。


でも、それが悪かったんだよな。


「やっぱり……キライ?」


美優の目に、また涙がたまりはじめた。


「……好き……だから!」


顔を見られたくなくて、美優を引き寄せて、胸の中に閉じ込めた。


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