MY ROBOT







「水瀬?どうかした?」



「ああ、いや・・・


そうだ、これ、依頼書。

原田さんと連絡取ってくれ。」





「おう、良いけど」





何かに、動揺していた。




あいつは・・・キユは、

いくら自分勝手でも

黙って仕事は投げ出さないだろう。


何かがあった。




あいつの身に、何かが。








でもそれを俺が、

如何にかしてやれるとは限らない。



いや、




俺にあいつを探す権利なんて無い。






もう、無い。








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