MY ROBOT







キユは黙って首を振った。




「父親は居ない、

結婚もしてないし。」


「・・・どういうことだ?」




はーっと息を吐いたキユと

同時に目の前にアイスコーヒーと

オレンジジュースが置かれる。





「・・・あたしさ、

まぁまぁな借金あるんだよね」


「え?」



「付き合ってた男の

連帯保証人になってたの」




キユは笑いながらそう言った。




「デキちゃった事に後悔しても

子供が可哀想なだけでしょ。

れいたが幸せだからそれで良いの」



「その男はどうしてるんだよ」



「ん?あー・・・」












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