MY ROBOT
俺の動きが止まった。
だけどキユは何事も無かった様に
ちびっ子の口を拭いていた。
「れいたの顔見る前に、
死んでった、病気で。
まぁ会わせる気も無かったけどね。」
そう笑ったキユは
何処か少しだけ苦しそうだった。
「思い出したく無いんだ
あんま・・・あのひとのこと」
「・・・悪い」
「いーよ別に、シュン関係ないし。
それで、どうしたの?」
言えなかった。
子供が居て、苦しい環境に居て、
俺のとこに戻って来いなんて。
俺には、
到底支えきれるモノではなかった。