MY ROBOT
一週間が過ぎた、13日の夜。
鶴瓶にはしつこく
サプライズは要らないと言った。
まぁあれだけ言えば、諦めただろう。
会食で帰るのも遅くなるし、
適当に越しちゃってるのがオチだ。
「水瀬ー!」
「何だよ、
俺キユ迎えに行かなきゃ・・・」
パーティー用のトンガリ帽子を
被った鶴瓶に唖然する。
周りの社員がひそひそ見てる。
「おま・・・何してんだよ」
「何って、パーティー。
カウントダウンしてやんのよ!」
いつ準備したのか、鶴瓶は
そう言って鞄からクラッカーを出す。
流石に周りの目が気になって、
俺は慌ててエレベーターに乗り、
鶴瓶を引っ張り込んだ。