MY ROBOT







一週間が過ぎた、13日の夜。





鶴瓶にはしつこく

サプライズは要らないと言った。


まぁあれだけ言えば、諦めただろう。




会食で帰るのも遅くなるし、

適当に越しちゃってるのがオチだ。




「水瀬ー!」


「何だよ、

俺キユ迎えに行かなきゃ・・・」




パーティー用のトンガリ帽子を

被った鶴瓶に唖然する。


周りの社員がひそひそ見てる。



「おま・・・何してんだよ」



「何って、パーティー。

カウントダウンしてやんのよ!」



いつ準備したのか、鶴瓶は

そう言って鞄からクラッカーを出す。



流石に周りの目が気になって、

俺は慌ててエレベーターに乗り、

鶴瓶を引っ張り込んだ。







< 200 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop