MY ROBOT
「・・・シュン」
「ん?」
俯きながら小さく言ったキユに
俺は片付けてた手を止める。
「本当は、やだった?
今日、パーティーするの」
「え?」
「あたしがお願いしたんだ、
親父の事とかの、お礼したくて。
でも、シュン嫌だったって」
珍しく申し訳無さそうな
顔をするキユに、
俺はただ黙るしか出来なかった。
「せっかく、誕生日だから」
「・・・・」
しばらく黙ってから、
俺はキユの手を取ってソファに座った。
「俺の話」
「え?」
「・・・俺の、誕生日の話」