MY ROBOT






「・・・何言ってんの?」

「はっ?」



突然後ろから聞こえた声に

慌てて振り返って見ると、

眉間にシワを寄せたキユが

俺を見下ろしていた。




「生まれてくる子って、何」



「は?何って、」



言いかけて、キユの膝が

擦り剥けてるのが目に入った。



「ああ・・・転んだ」



「転んだ!?

おま、大丈夫かよ!お腹は!」


「お腹?」



「お腹の子供だよ!」




ポカン、と

キユの頭からハテナが出た。







< 241 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop