MY ROBOT
俺達は今、
鶴瓶夫妻にあげるプレゼントを
探している所だった。
まぁ正確に言えば、
生まれてくる赤ちゃんに。
「まだ男か女か、
分かんねぇんだからさ」
仕方無いだろ、と付け足す。
「だって・・・
でも何かお祝いしたいじゃん」
「まぁ、分かるけど」
俺はそう言って、
道の向こうの店に目をやる。
「・・・あ」
「ん?」
「あれは?」
それは、生まれた時の体重と
同じ重さの人形を作れる店だった。
「・・・、
まだ生まれて無いじゃん」
「あ・・・そっか」