MY ROBOT






「おはようございます、

あ、ども、おはようございます」




社内の廊下で、

適当に挨拶をしながら歩く。


俺の部署は、突き当たりの第二部だ。




「おはよ~水瀬」

「二日酔いか、鶴瓶」


「あ、分かる?」



隣で五月蝿いこの鶴瓶と言う男は、

俺の高校の時からの腐れ縁だ。




まぁ、仲の良い友人で仕事仲間だ。




「なに、良い事あった?」


「は?」


「いつもの眉間の皺が無い」




ハッとして眉間を抑える。



「別になんも」

そして素っ気なくそう答えた。





良いことなんて無い。



寧ろ厄介な家政婦を拾った。




思い出しただけで

心配で押し潰されそうだ。





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