MY ROBOT
「夜の方が時給良いんだよ、
でも夜一人だと
あたし、襲われちゃうし」
「・・・・」
言ってることは合ってるんだけど
自分で言う所が可愛くない。
一気に熱が冷めた。
「つまり迎えに来いと」
「そゆこと!」
グッと俺に親指を立てるキユに
溜め息をつきながら
「はいはい」と返事した。
まあ、安全なのは確かだから
良いのだけれど。
「早く給料入んないかな~」
「お前先ず携帯買えよ」
小学生でも生意気に携帯を持つ時代に
持って居ないというのも、
変な話だ。
「えー」
キユ曰く電話もメールも嫌いらしい。
「連絡するのに困るだろ」
「はーい」