□■恋愛の条件□■
教室ってこんなんだっけ?
と思わずにはいられなかった。
広すぎだからねっ!!!!!
シャンデリアとかいらなくない!???
教室の扉を開いて、僕は唖然としたまま突っ立っていた。
「藍沙ちゃん?座らないの?」
「∑え!?あ、座るよ」
そう、言ったものの、お姉ちゃんの席わかんない。
「藍沙ちゃん、本当に大丈夫?風邪こじらせちゃった?」
「∑え!!?」
僕の顔を覗くようにして瑠璃ちゃんが心配そうに聞いてきた。
あまりに近かったから大丈夫だよって慌てて返事して瑠璃ちゃんの横の机に鞄を置いた。
そう、とあんまり納得してなかったようだけどとりあえずは信じてくれたみたい。
そのまま瑠璃ちゃんは自分の席座った。
瑠璃ちゃんが何も言わないってことは、お姉ちゃんの席はここで合ってるみたい。
良かった。