□■恋愛の条件□■
*反省会*
優に成り済ましてからの入れ替わり初日が終わった。
波〇ヤロー!
ちょっとハゲっぽいこと言っただけで別室行きなんてよ。
ふざけんなよ。
その別室では漢字のプリントを束で渡された。
まぁ、一文字も書いてないけど。
プリントは放課後、職員室に持ってこいって言われてたような気もするが別室に置いたまま。
校門を出た辺りで、誰かが近づく音がした。
「よぉ、優!」
「ああ゛?」
呼ばれ振り向くと知らない奴がいた。
「…今日はすこぶる機嫌が悪ぃな」
「………誰」
「いくら機嫌が悪いからってそういう冗談は通じないぜ」
じゃーな、と白金色の髪を揺らしソイツの姿が見えなくなった。
冗談の前に知らねーから。