あなたとの約束
悲痛な叫び
「はぁ・・・」
私は今、一人で学校の屋上にいる。
皆は1時間目の授業を受けてる頃だろうなぁ・・・。
私は屋上の地面に寝ころび、あの日のことを思い出すーーー。
「ルウナ、お母さん買い物に行ってくるね」
お母さんはそう言い出かけて行った。
私は今6歳。
一人でお留守番するのは、はじめてだ。
いつもはお父さんと一緒にお留守番していた。
だけどお父さんは゛殺された゛んだ。
私はこの時゛殺された゛という言葉を軽く受け取っていた。
またいつか「ただいまー!!」って
いつもみたいに帰ってくる。そう思っていた。
だけど、お父さんはなかなか帰ってこなかった。
もうお父さんがいなくなってから1カ月がたっていた。
「お父さんに・・・会いたいなぁ・・・」
無意識に私はつぶやいていた。
でも不思議と涙は出てこなかった。
それからしばらくしてお母さんが帰ってきた。