Endless Love
「私も手伝ってあげるっ」
笑顔で言った、次の瞬間…
ガンッ
「いっ……」
体に鈍い痛みを感じた。
それが机だと気づくのは、すぐだった。
「恵…っ。何で…」
恵は…私に…
机を投げつけた。
「ごめんなさいねぇ~」
クスクス笑いながら、私を眺めた。
「あっ!痛かったよねぇ~!じゃあ、消毒しましょうかっ」
恵はニヤッと笑い、教室に向かって手招きした。
「恵ぃ~!私、抑えるよ~」
笑いながら、私を抑えつけたのは、早苗だった。
「はーい、診察しまーす」
恵は私のシャツのボタンをひとつひとつ外していった。
「美乃里ぃ~!カメラの用意はオッケー?」
「…うん」
携帯を私に向けたのは…美乃里だった…。
「いやっ!恵っ!離してっ!」
何でなの!?
何で!?
嫌ッ嫌ッ嫌ッ!
教室のみんなは、笑いながら私を見ている。
「嫌ッ!誰かっ助けてッ」
必死に叫んでも、誰も助けようとしない。