Endless Love
「うるさいし、教室連れて行こうよ!」
早苗が私の手を完全に私のブレザーのリボンで結んだ。
「嫌っ!」
怖くて、情けなくて、力が入らない。
早苗が私を教室めがけて、思いっきり蹴った。
「痛いッ」
教室にダイブした私をみんなが気持ち悪そうに避ける。
早苗、恵が私を押さえ付けた。
「うわー、以外とアルじゃん!」
教室の男子がニヤニヤしながら、私の上半身を見る。
私は上半身、何も着ていなかった。
もう、頭が真っ白で抵抗する力も湧かない。
「美乃里!撮った?」
「…うん」
美乃里は私から目を反らして、俯いている。
美乃里…何で?
「どれどれ~?」
「うわ~!傑作!」
恵と早苗が笑いながら、私に写真を見せた。
「…ッ」
私が仰向けで上半身が裸の写真。
私は慌てて、胸を隠した。
「あはははっ!」
「亜希ぃ~自分がしたコトを精々、後悔しなさいよ」
恵が私を睨らみながら言った。
「うっ…」
ボタボタと涙が溢れた。
恥ずかしくて、悔しくて、怖くて…