Endless Love






私は果物を切って、
再び秀一のいる病室へと
向かった。






「入るよー」





私はドアをゆっくりと開けた。






秀一は疲れたように、
ベッドに寝転がっていた。





「果物…いる?」





私は秀一の後ろ姿に言った。





「いらねぇ…食欲がねぇんだ」





秀一の声もかなり疲れていた。






「わかった…何かいるものある?」





「んー…あ」




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