Endless Love
Endless Love




「あら、亜希ちゃん。来てくれたの?」




「はい…」





私は黒い服を
身にまとい、
「故 桜野秀一」と
書かれてある立て札を見た。





「秀一は…天国で幸せそうに笑ってるわ」




そう言う、秀一のお母さんの目は赤かった。




「桜野さん…!」





「あら、じゃあもう行くわ。今日は来てくれてありがとう」





「いいえ…」







「あ、そうだコレ…」




秀一のお母さんは、
私に一枚の封筒を
差し出した。





「それじゃあ、また…」






秀一のお母さんは
一礼して去っていった。














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