おほしさま
電話の内容は

やっぱり


お母さんの
危篤を知らせるもの
だった。


受話器を置くひまもなく
婆ちゃんや旦那。

身近な人に
連絡を入れた。


受話器を投げ捨てて
軽く娘の荷物をかばんに詰めて家を飛び出した。


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