Bloody chocolate ー甘美な初恋ー



「ちょ、

サラちゃんとの時間を邪魔されたからって


そんな睨まないでよ。」


俺の微量の不機嫌オーラが

伝わったらしい。


「サラちゃん、

ちょっとだけイクト借りていい?」


「別にいいよー

イクト、私昇降口で待ってるね。」


「・・・すぐ行くから。」


俺はまだ何も言ってないのに。

しかたなくサラを見送った。


・・・・・男に絡まれませんように。


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