Bloody chocolate ー甘美な初恋ー



「サラちゃん!

今の話本当?」

ちょうどこの場を

通り過ぎようとしていたらしい

倉野君があせったように

駆け寄ってきた。

どうやらイクトも一緒みたい。


「うん。

今二キロ地点を過ぎたところで

休んでる。」


「わかりました。

私が車を出して迎えに行きます。

錦戸さんはコースに戻っていいわ。」


「ありがとうございます。」





< 180 / 207 >

この作品をシェア

pagetop